日記

 ちょっと顔を見知った飲み屋が復活するというので、顔を出す、お祝いの花束を持って。歌舞伎町を花束を持って歩くというのは、恥ずかしい指数で言うと、女子ならノーブラでスクール水着を着るぐらいだろう。とにかく周囲の人間の目は「ああ、彼は月曜の夜だというのに、これから不夜城に繰り出し、お目当てのキャバ嬢やホステスにあの花束を渡すんだな」と言っている。間違いなく言っている。今回花束を購入した花屋は区役所通りに面した、露天のような花屋であった。道にむき出しだった。だから、サラリーマン、学生、キャバクラ嬢、客引きといった方々の視線が「嘲笑」と言うに相応しい目なのだ。しかし僕はただ単に馴染みの飲み屋の復活に祝福の意を込めて花束を見繕って貰っていただけなのである。周囲の視線なぞ気にも留めず、国歌斉唱中の日本代表選手のような、誇らしい気持ちで花束が完成する7〜8分間を耐えた。別に何てことはない、本当に。
 で、来月夏休み(春休み)が取れそうなので、タイに行きたい(駄洒落じゃないよ、本当に)。三才ブックスから出てる『タイ自由旅行マニュアル』を読み、更に触発された。

タイ自由旅行マニュアル

タイ自由旅行マニュアル