日記

 映画を観る。今話題の2作品『大日本人』と『監督ばんざい!』を。どちらもなかなか面白かった。まず『大日本人』は、「シネマ愚連隊」という自主映画の団体の高橋亨監督が撮ったような、そういった何というか何故これを10億円もかけたのかという面白さと、何故カンヌに招待されてしまったのか、招待してしまったカンヌの実行委員辺りの苦笑いが見えるようで面白かったというか。もちろん僕はアンチ松本人志なんてわけではなく、「わらいのじかん」や「わらいのじかん2」といった、彼のテレビでの活躍も大好きである。だから余計に何故映画の規模でやってしまったのか、わからない。しかし映画は、「シネマ愚連隊」好きの僕としては、「シネマ愚連隊」のお金をかけたバージョンのようで面白かった。次回作の話も浮上してるとかしていないかという話なので、是非次回は松本人志にはアダルトビデオを撮って欲しい。きっと、ヌケないけどスゴいものが出来ると思う。
 そして、『監督ばんざい!』。こちらは既に国内外で映画監督として評価されている人間が撮ったとは思えないふざけた感じで、純粋に面白かった。北野作品は『Brother』程度しかちゃんと観たことはないが、あっちよりもコッチ、今回の雰囲気の方が僕は圧倒的に好きだ。これまでの「神出鬼没!タケシムケン」等での活躍ぶり以上に非常に面白かった。一番の見所は、鈴木杏の肌が小室友里みたいなところではなかろうか。その他、実際にこの映画は面白かった。週刊文春で酷評されていたけど、また観たい一本です。