日記

writer2005-12-18

 斬鬼さんが死んだ……?
 555やらブレードやらは観なかった僕だけれども。正確には一度観て止めたのだけれども、響鬼は面白いと感じた。仮面ライダーが一応の主人公ではあるのだが、そこには別のストーリーも散りばめられている。それは“成長していく”ということだ。少年少女は鬼を通して自分は何がしたいのか、何をすべきなのかを身に付けていく。鬼も自分の役割を理解し、成長する。仮面ライダー響鬼は自分を知ること、人の気持ちを知ることがテーマのドラマではないか。
 その中で、最も自分と他人を知る人間が斬鬼さんではなかったか。僕が響鬼を観出したのは話も中盤に差し掛かったぐらいの頃からだ。だから斬鬼さんの全盛期を知らないし、轟鬼斬鬼さんの下でどのような修行をしていたのかを知らない。しかし、前半のストーリーを追えていなくとも斬鬼さんの素晴らしさは理解出来る。「これ以上鬼に変身してはいけない」と医者に言われても、仲間が危機に陥った時には自分の身体を省みずに鬼になって助けに出る。勿論斬寿命を縮めてしまっていることは自分自身が一番よくわかっている。わかっているからこそ、今日の放送では特殊な印を結んで死期を長めたのだろう。今自分が死んでしまったら轟鬼はもう立ち直れない。普段は厳しい斬鬼さんであるが、その厳しさは相手を思い遣ってこそのものなのだ。いってみればツンデレ。そして更に肉体は死んだのに精神で生きているというブチャラティ状態である。腐女子はもうジンワリとキているだろう。ジンワリが何かは推して図るべし。そんな斬鬼さん、僕は大好きです。最初に書きたいことを忘れてしまったので、これで良いや。
 しかし斬鬼さんこと松田賢二さんのHPを見てみたら、山口雄大監督の『名探偵 一日市肇』に出ていたとは。知らなかった。気付かなかった。バカ映画にも出ているのだなあ。