日記

 小学4年の時からだからもう12年だ。12年間毎週毎週週刊少年ジャンプを買い続けている。干支なら一回り。赤ん坊が小学校の6年生になる長い時間だ。当時は『ドラゴンボール』『スラムダンク』『るろうに剣心』『ろくでなしBLUES』『忍空』といったメガヒットを飛ばす作品が連載されていた。忍空は少し違うかも知れないが。この12年間に一体いくつの漫画が始まり、そして終わっていったのだろうか。圧倒的に終わっていった作品が多いだろうが。『グランバガン』とか『大好王(ダイスキング)』とか。結構期待していた漫画も容赦無く終わっていった。最近だと『ユート』がとても残念だ。しかしながら売り上げナンバー1のジャンプに詰まらない漫画は要らないという方針の元(?)ジャンプはその地位を長年維持し続けている。
 そのジャンプなのであるが、今ヤバい。何がヤバいってバトル漫画多過ぎ。今日何となく作者コメントの載っている目次を眺めていたら僕は驚いてしまった。バトル要素の無さそうな漫画は『太臓もて王サーガ』『べしゃり暮らし』『こち亀』『ピューと吹く!ジャガー』の4作品。こち亀以外はギャグ漫画である(べしゃり暮らしはギャグ漫画にしといてくれ。“どっ”が出てくるだけで笑ってしまうから。電車内で笑ったこともあるし)。『銀魂』や『ミスフル』もギャグじゃねーか。という方もあろうが最近バトル要素が全面に押し出されてるからもうバトル漫画という見解でいかせて。あと『DEATH NOTE』と『魔人探偵脳噛ネウロ』も知能のバトルってことで。『いちご100%』が終わってしまった今、ジャンプにはバトルとギャグしかないのだ。これは忌々しき事態ではないか?と考えてみたけど、ジャンプって昔からそうだなって気付いた。ただ僕はいちご100%みたいな漫画を求めていただけかも知れないな。ははは。杞憂とはこのことか。違うな。
 今ジャンプで純粋に楽しめる漫画って『太臓もて王サーガ』と『ピューと吹く!ジャガー』と『魔人探偵脳噛ネウロ』ぐらいだな。でも一番面白いのは『テニスの王子様』だろう。連載開始当初から、「ブーメランスネイク」やら「○○サーブ」やらの技のオンパレードだったが先週から今週にかけてはマジでヤバい。面白過ぎる。
 青学ゴールデンペアの菊丸と大石コンビは、オーストラリアンフォーメーション等で僕等を楽しませてくれた。しかし先週今週はそんなことを吹っ飛ばしてくれるクオリティだ。「同調(と書いて“シンクロ”)」しているのだ。「バ、バカなあれは……ヤツら同調しやがった」というセリフから、テニス(の王子様)界ではよくあることなのだろう。世界レベルのダブルスの試合では同調しないと勝ち残ることは出来ないらしいのだ。この「同調」。ヤバイ。最早サイヤ人JOJOの域に達している。まだ大会も序盤だというのにこうなのだから、決勝戦越前リョーマはどんな能力を出してくれるのか。今から楽しみでならない。やはり許斐先生はレンタルボディガードCoolの枠には収まり切らない才能の持ち主だったのだ。Cool!Cool!Cool!


とても恥ずかしい。