日記

 高校の友人(女子)2人と新宿に飲みに行く。アルタ前という頭の悪い集合場所であったのだが。アルタの正面にいるのは気が引けるので、アルタから少しずれた場所に立っていた。そこへ友人2名の姿が見えてきた。居酒屋の勧誘を受けている。まんまと引っ掛かっていた。どうやらその居酒屋に行くことに相成ってしまったようだった。どうにも街中で客引きをしてくる居酒屋に入る気にはならない。客引きをしないと客を呼べないような店に違いない。そんな思い込みがあるからだ。その居酒屋は2時間飲み放題で900円。かなりお手頃な価格ではあるが果たしてどうなのだろうか。
 靖国通りを進む。左に曲がり、細い道に入る。歌舞伎町は通り馴れているので大抵の道はわかる。雑居ビルの3階にその店はあった。それにしてもこんなところに居酒屋があったとは知らなかった。入ろうとも思わなかった。エレベーターで3階に向かう。入口は小洒落た雰囲気で、僅かに視界に入ってくる店内の様子は上々だった。賑わっている。僕等はとうとう入店した。
 店の外側から見えた、上々の雰囲気のサイドとは反対側に案内される。座敷になっていた。隣の席との間隔が狭くて通りにくい。酔っ払ったフラフラの脚で通ったら転んでしまいそうだ。店員から酒のメニューを渡された。ビールにカクテルの焼酎にウィスキー。大抵のアルコール類が揃っていた。勿論ビールを注文する。もう1人の友人も僕と同様にビール。いま1人の友人はカシス何とかを頼んだ。2分程で酒が運ばれてきた。しかしながらどうだろう。料理のメニューが一向に来ない。ようやく店員に催促して持って来させる。しかしどうにも店員の態度が悪い気がしてならない。料理のメニューを見ると、2000円のコース・3000円のコース・3500円のコース。というようにコースしか載っていない。単品の料理は無いのでしょうか?と訊ねると、単品だとサービス料が掛かるのですが。等とほざく始末。一流ホテルのつもりだろうか。そんなことは客引きからは聞かなかった。コースにしてみても2000円のもので市価にすれば、800円程度で賄えるだろう。それに鍋物(夏は冷やし)とは一体どういうことだろう。夏には冷たい鍋が出てくるのだろうか。だとすればそれはそれで味わってみたいものだが。しかし、それにしても、価格・サービス最低。1分1秒でも早くこんな店からはお別れしたい。今飲んでいる物の料金だけ払うからもう出る、と伝える。グラスに半分以上のアルコールを残して席を立つ。早くこの店から出たいという気持ちが僕を焦らせたのか。ほら、見ろ。やっぱり見るな。でも、転んだじゃないか。恥ずかしい。穴があったら入れたいとはレイザーラモン住谷の言葉だっただろうか。彼はタチなのだろうか。
 伝票を店員から受け取る。ビール一杯800円か。ははは。なるほど。ベルギーで金賞を受けた輸入ビールに違いない。そうでなければこんな価格に設定しようとは思わないものな。味は淡麗生に似てたけど、本場ベルギー人の舌がああいう味を求めているのだろう。だからこういう店に行きたくなかったんだよ……。この後、一休に行きました。

ここに店の名前書いたら怒られるのだろうか?「○の○」という店だったのだが。「和○雫」といううわなんだやmあqwせdrftgyふじこlp;