日記

宇部商が負けてしまった。とても哀しい。
元来スポーツに関心の無い僕であるが、高校野球だけは思わず観てしまう。それはプロ野球のように1試合ぐらい負けても次で取り返す、といったことが出来ない1試合に全てを賭けるその様がとても良いから。肩が壊れたって構わない。この試合に勝てるのならもう一生野球が出来なくなっても良い。そんな感じ。正に青春。わざわざ1年で一番暑い時期にドームじゃない球場でやるのもある意味感動を演出するためなんじゃないかと思ってしまうほど暑い中の野球は観ていて心地良い。そしてその心地良い青春をより一層観ていて清々しいものにしているのが全校一丸となった応援である。
プロ野球の応援といえば如何にもガラの悪そうなオッサンやニイちゃんがラッパやメガホンで喧しいものが想起される。正にそう。僕も何度か野球観戦に行ったことがある。余りのガラの悪さに恐怖を感じた。だけど高校野球は違う。吹奏楽の演奏と応援団。一見したところプロのそれと変わらないがそこには涙、汗、更には恋なんてものが溢れている。良いね。
宇部商の応援は良かった。山口県大会、負けた高校は勝ち進む高校に千羽鶴を送る。山口県下の高校の千羽鶴を抱えて本戦に臨んだ宇部商を勿論山口県の高校生の多くが応援する。良いね。
そんな宇部商が負けてしまったのがとても哀しい。滅茶苦茶可愛いチアガール。彼女をもう拝むことが出来なくなるなんてとても哀しい。そして彼女の存在に昨日の準々決勝で気付いた自分が哀しい。是非2年生であって欲しい。春・夏とまた僕達にcheerを挙げさせて欲しい。