日記

 最近「自殺」についてよく考える。別に自殺したいわけじゃない。どんな事態になっても自殺だけはしたくないし。自殺したら輪廻出来ないって言うし。タイなんかでは次の人生で頑張れば良いや、ってすぐ自殺しちゃう人が結構多いみたいだけど。自殺はよくないと思うわけです。迷惑だし。処理とか。それでもここのところ一人で死ぬのは恐いからって自殺サイトで示し合わせて同志と練炭なんていうニュースをよく聞く。レンタカー業者に迷惑じゃあないか。人が死んだ車なんかもう貸し出し出来ないぞ。自殺サイトを利用した殺人もあったことだし。どうせ死ぬなら最期ぐらい勇気を出して一人で逝こうゼ。
 閑話休題。その自殺であるが月曜日に多いとのこと。やはり土曜日日曜日とリフレッシュして、サザエさんとのじゃんけんに負け、明日のことを考えると死を思い描いてしまうのだろうか。笑点サザエさん、ちびまるこちゃん辺りは規制した方が良いな。あまりに時間を認識させ過ぎる。
 そうして憂鬱な日曜の夜を過ごして、本当に憂鬱な月曜日を迎える。これはもう死にたい。人身事故のニュースを聞く度に迷惑だなと感じる人でさえも、フッと電車に飛び込んでしまいたくなる。そこで僕はあることに気がついてしまった。国家的な陰謀なのかも知れない。僕は消されるのかも……。でも消される前にここに記しておこう。
 月曜日の自殺者は主にサラリーマンである。つまり日本を支える人たちだ。その貴重な労働力の減少を少しでも抑止する為にある陰謀が秘密裏に続けられている。雑誌だ。
 ジャンプやビッグコミックスピリッツ、更にはヤングマガジン。多くのメジャーな漫画雑誌は月曜日に発売される。火曜日発売を謳っているのに月曜日に何処の書店、コンビニにも当然のように並ぶ。これはきっと月曜日を雑誌の読める楽しみな日と錯覚させているに違いない。来週のゾンビパウダーが楽しみだから来週まではの死ねない。河童レボリューションが楽しみだから来週も見たい。そう思わせて死を思い止まらせる。若しかしたらやたらに月9、月9と煽るのはドラマで女性の自殺者を抑止しているのではないか。どうやら僕はまたヤバいことに気付いてしまったようだ……。もうこうなったら12チャンの『アメリカンパイ2』を観て寝るしかないな。