映画

「セルラー」を観る。

高校教師ジェシカは突然、自宅に侵入した見知らぬ男たちに拉致される。監禁された部屋には粉々になった電話が一台。電話線を復旧させ、やっと繋がった相手は全く知らない若者ライアンだった。ジェシカと家族に命の危険が刻々と迫る・・・果たして誘拐犯の正体は？

オフィシャルサイトからの引用である。
ライアンという軟派で駄目そうな若者が凄い頑張る。
冒頭の印象からは窺い知れない逞しさである。若しくはお人好しである。
ライアンが途中誰にも捕まらないのがやはり映画の、物語のご都合主義であるがそれを抜きにしても面白い。
終始ハラハラドキドキさせてくれる映画であった。

って、おい。あれっ、そう。あの人。そう、あの悪役の役者さん僕の好きな人じゃん。
「Lock, Stock and Two Smoking Barrels」とか「snatch」に出てた人じゃん。
エンドロールを注意して観て名前を見つける。"Jason Statham"だと思われる。
「Lock, Stock and Two Smoking Barrels」の時の役名は確かベーコン。
禿げてるけど格好良い人だよ。あの人だよ。
声が良いんだよ。穏やかだけど何処か悪意が含まれているようなあの声が最高なんだよ。
「セルラー」でも良い味を出している。極悪人だよ。最高だよ。声が良いよ。

だけどもう一人最高な人がいた。
警官のオッサン。
役にバッチリハマッてて最高。
一見頼りないけどやるときゃやる。凄いゼ髭のオッサン。格好良いよ。

エンディングの監督名、プロデューサー名が出てくるところも凝っていて良い。
素晴らしいエンターテインメント映画だった。
主演のキム・ベイシンガーが整形顔丸出しでちょっと気になったけど良かった。