映画
- 出版社/メーカー: 東映
- 発売日: 1985/09/21
- メディア: VHS
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若かりし頃の、まだロッカーズをやっていた頃の、陣内孝則
そしてルースターズの大江慎也の2人がメインを張るバイオレンスムービー。
秩序の乱れた近未来。
爆裂都市でライヴ活動を行うバトル・ロッカーズとその周囲で起こるゴタゴタを描く。
内容は無い。
土曜の夜はロックンロール。ライヴにレース最高さ。演技には目を瞑ってね。
今は第一線で活躍する役者陣内孝則であるがこの頃は福岡から出てきて間もなかったロック少年。
下手だ。大江慎也も勿論下手。
ただただ破壊とロックを掻き鳴らす、そんな映画。
BGMで誤魔化してるような場面が多々見られる。
そんな中でも演技が上手いなぁ、と感じさせてくれたのが
だった。他にもいるけど名前がわからない。
中でも町田町蔵の演技は素晴らしかった。
まだINUをやっていた頃であるから十代。
今よりも痩せて、元から大きい目を更に大きくギョロリギョロリと引ん剥いて猿みたいであった。
キチガイ兄弟の弟役。
台詞は一切無し。
終始「あ゛――――!!!!!」と呻くだけ。
しかしながら他を圧倒する存在感、演技力。
『けものがれ、俺らの猿と』の鳥肌実のように、
町田町蔵の演技を見る為に見る映画だとも言える。
僕は改めて町田町蔵に尊敬の念を抱くのであった。
スターリンも出ていたが、スターリン役としていて出ていたので、
普段の通り、唄って、喚いて、豚の臓物を撒き散らす、だけ。
だから演技はしてないから上手い下手は無い。
若かりし頃のコント赤信号や室井滋なんかも出ているので、
そういうのを観ているだけで面白いんじゃないかな。
スタッフロールに以前町田町蔵とバンドを組んでいた、
TACOや至福団や自殺未遂ギグで御馴染みの山崎春美の名があったけど発見出来なかった。
一体何処に出てきたのだろうか。
知っている方がおりましたら御一報を。