日記

2ヶ月ぶりです。もはやこの日記を閲覧している稀有な方は皆無でしょう。もっとキッコの日記とかアキバblogとか見た方が億倍ためになるし。この2ヶ月、仕事で色々と経験し、もう早く辞めたり辞めなかったりしたいと考えているのですが、果たして今この会社を辞めたところで何のキャリアになることもなし。あと2〜3年は勤めないと、まともな再就職先はないでしょう。自分で店をやるなら兎も角。で、先週から遅めの夏休み。その日に思いついて大阪に行き、道頓堀でグリコ・森永事件を思い出し、ここにはたこ焼きぐらいしかないと思い、新今宮駅まで行き、日本最大のドヤ街・あいりん地区に宿をとり(1泊1500円)、通天閣を下から眺め、『人間の屑』にも出てきたなあなんて思い、名物の串カツを食べていると、隣に女子大生風の2人が座ってきて、お笑いの話を展開する。大阪の人は本当にお笑いの話をするんだと感慨深くなり、というか大阪弁で話しているということ自体が珍しく、東京から出てきた僕のために、皆が大阪人というキャラクターを演じるためだけに大阪弁を使っているのではと思うぐらいに大阪弁で、もう大阪には住みたいとはそんなに思わなくなっていましたとさ。その後、宿に戻り、風呂を浴びて、三畳のカビだらけの部屋で、テレビを眺め、丁度「エンタの神様」がやっており、アクセルホッパーのネタが、全部字幕付きで、耳の不自由な人にも優しいことが発覚し、そのための芸人なんだろうなあと思い、いつの間にか睡魔に負け、気が付けばチェックアウトの午前9時。10秒で準備してチェックアウト。あいりん地区といえば30以上のヤクザの事務所が立ち並ぶ、日本でも有数の治安の悪い場所なのだが、間に横浜・寿町とインド旅行を挟んでいる僕にはさほどのカルチャーショックはなく、唯一「ああ・・・」と思ったのは、屋台の飲み屋にダックスフンドが繋がれていたことぐらいで、あとは寿町よりは酷いけど、インドよりはマシ(日本では最悪だと思う)という感想ぐらい。西成を歩き回ると、日曜のためか、メインストリートでは盗品市が催され、TSUTAYAからまんまパクってきたようなビデオテープや、裏ビデオやら、やけに安いエビスジーンズが辺りに敷き詰められ、ここで亀田三兄弟は育ったのだとさほど感慨深くもなく、西成名物というか、川向こうでは割りとメジャーな「かすうどん」という油を取り去った肉を乗せたうどんを食し、手配師に声を掛けられ、その後大阪城を目指し、大阪城では真田幸村の素晴らしさに感心し、京都へと向かう。
大阪から京都って、特別快速を使うと、うちから新宿ぐらいの距離で、凄い。三十三間堂が見たくて、京都へ来た。1001体の仏像と、20数体の高名な神様の仏像に圧巻された。小学校低学年ぐらいで来れば間違いなく泣いてしまうほどの1001体の迫力だった。そして清水寺へと向かう。『I's』読者には御馴染みであろうが、ここには地主神社という縁結びの神様を祀った神社がある。日曜日ということもあり、カップルで満たされていたが、僕は臆面もなく、境内を目指す。勿論目当ては絵馬だ。カップルが互いの想いを込めてしたためた絵馬を20分近く熟読し、果たして今も付き合っているカップルはどれぐらいいるのかと思いを馳せ、清水寺を後にする。その後は銀閣寺へ赴き、綺麗だなあと思って、哲学の道を歩き、宿を探そうかと思ったのだけれども、大阪の1500円よりも安いところはないだろうと勘繰り、新宿行きの夜行バスのチケットを取る。発車の23時まであと4時間。iPODの充電がなくなったので、ネットカフェにでも入ろうとしたのだが、ない。1時間近く京都駅前を歩き回ったのにない。京都の若者は何処に行ってiPODを充電しているのだ、と。観光案内所で所在を聞き、ようやく見つける。3時間程度充電して、バスの時間。直前にコンビニで日本酒を買い、バスで眠れる算段を整える。バスが発車した途端、そいつを飲み、同じくコンビニで買った、まるごとソーセージと鉄火巻を食し、目覚めれば新宿高島屋前。ようやく知ってる場所で安堵を覚え、帰宅。なんだろう折角の休みなのに。海外旅行にでも行けば良かった。
あとエアセックスって良い。エア彼女とエア仕事とエア食事があれば良いな。