日記

 折角の代休を腰のリハビリとジャンプを読むことと録画しておいたリュウケンドーボウケンジャー仮面ライダーカブトを観ることだけに費やしたのは暑さと、いつ降ってくるかわからない夕立への恐怖のせいであって、本来ならばミニシアター系の糞みたいな映画を観たりだとか、お洒落なカフェでバルザックの小説を読んでラテン人の感性に辟易したりだとかするはずだったのに、そうならなかったのはやはり肌にベッタリと貼り付くTシャツがそうさせたのに違いない。再来月辺りに夏休みが取れるはずなので、その時は絶対に今日のような真似はしたくない。何処かへ旅行に行ったりだとか、ちょっと高いけど美味しい物を食べたりだとか、そういったOLみたいな休暇を過ごしたい。旅行の行き先は僕が思春期・青春期を過ごした山口県辺りが良いなと思う。そうして夜の繁華街で、今まで一度も行ったことのないキャバクラに行ってみたりして、リストカットの痕を自慢したりしちゃう少女だとか、目がチラと合っただけで凄んでくるような少年を目にして、良いなと思いたい。そういう休みを過ごしたい。本当は沖縄に行きたい。