映画

先週の月曜日に観た映画。
奇才テリー・ギリアムの何年かぶりの新作映画らしいのだが。このテリーさんが、『モンティ・パイソン』や『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』を撮った方だとは知らなかった。伊集院のラジオで知った。どちらも未見ではあるが、いつか観ようと思っていたものだったのできっとテリーさんは凄い人なのだろう。テリーさんが撮った、と書くとテリー伊藤を思い浮かべるな。これは凄い発見だ。ノーベルテリー賞ものだろう。
プレミアムなシートに座って観た。2500円である。ちょっと脚が伸ばせて、ちょっと肘掛けの幅が広くて、ちょっと座席がふかふかで2500円である。2300円が妥当な価格だろう。2500円とあまり差は無いけど。ブックオフで2冊本が買えると考えると結構大きな差だ。しかし今回はこのプレミアムなシートが鬼門だった。
中世ヨーロッパのくすんだ町並。グリム兄弟は呪われた魔女を退治する為にこの町に来たのだ。しかし、魔女はグリム兄弟の仕込みだった。彼等は詐欺師だ。魔女退治の報酬を貰い、酒場で大盛り上がり。しかしここで何故か暗闇。流石奇才だ。ノイズな内容のムーヴィーだぜ。どうやらこの暗闇は5分ぐらい続いたらしい。5分も何も見せないとは何と勇気の要ることだろう。その暗闇は僕だけに見えたのだ。僕だけが寝ていたのだから。映画の最中に寝るなんて人生で初めてだ。映画の内容に進展があんまり無くて、しかもかなりありきたりな展開を遂げたりしちゃうので、更に椅子が心地良くて、眠ってしまった。奇才の映画らしいけどどうにもそうは思えないような。シーン毎に面白い箇所は何回かあったけど、映画全体を通してみるとよくあるものだった。『未来世紀ブラジル』をレンタルしてみようかな。きっとこっちがもうヤバいに違いない。絶対そう。あとノーベルテリー賞とか言ってごめんなさい。早くLOAD OF WARが観たいなあ。