映画

0:34　レイジサンジュウヨンフン

ネタバレ有

英国中を恐怖に陥れたホラーというこの映画。怖いと思うところは確かに怖いけど一体何が言いたいの？伝えたいことは？と思ってしまった。ただ観てる人間を吃驚させたいだけなのだろうか。だったら地下鉄に住む怪物のバックグラウンドをチラリとでも見せるようなことはしなくて良い。妙な期待をこちらに持たせるから勘繰ってしまうし、それによって詰まらなく感じてしまう。いっそのことジェイソンとかフレディのようにただの恐怖の権化として描いた方が良い。ヤフーのレビューでもプラス評価少な過ぎ。まあ夏ということで稲川淳二を許すように全てを許そう。1000円で観れたし。

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まずジャケットが怖い。人の顔なのに。日本人ならば誰が適役だろうか？意外に阿藤快辺りがハマるかも知れない。アメリカなら勿論このジャック・ニコルソン以外にはいない。
この年になって初めてこの映画を観るという体たらくな僕は避けていたのである。ほら、僕ってホラー嫌いな人じゃないですか。嫌いっていうか怖いのが厭なんだよ。だから勿論シャイニングも避ける。だけどもう良いだろうと、ホラー解禁じゃないかと。
観てみるとあんまり怖くない。ただやはり何箇所かビクッとなるシーンが。
・双子の登場
・風呂の女
・オーラルセックスを見られた（見せ付ける？）こっちを見つめる着ぐるみ
この3箇所はヤバいよね。ヤバくないですか？自室で1人でビクッと、って少し虚しい。そして怖い。一見意味のわからないオーラルセックスのシーンはスティーブン・キングの原作によると、その部屋で死んだマフィアのボスとその彼氏の変態カップルらしい。スティーブン・キングって変なことを考えるんだな。そんな人間じゃないと面白い小説を書くことは出来ないのだろうな。そしてやはりキューブリックも変（HEN）というか凄い。ジャックの息子（名前失念）が廊下をオモチャの車で走るシーンが良い。絨毯の上の無音と固い床の「ゴー」という音が交互に。そして角を曲がるごとに誰かが、何かがいるのではないかという恐怖がやってくる。何とも心に残るシーン。

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酔拳２と同様に生まれてからシリーズ通して20回以上は観てると思われる。１年に１回は観ているということになる。映画は元来人を楽しませるものであると考えるとこれ程までに楽しめる映画はないと思う。やはり今回も楽しませて貰った。あと50回は観ると思う。